最大の課題は「ポスト益田」。来季展望②リリーフ投手編

2021年シーズンが終わり来シーズンへ向け準備のオフに入ります。そこで今シーズンは何が足りず、そして来シーズンどうすればいいのかを考えてみたい思います。各ポジションごとにやっていこうと思ってまして、第2回の今回はリリーフ投手編です。

益田と千隼に救われた

紆余曲折を経て最終的な勝ちパターンは7回国吉・8回千隼・9回益田。開幕前だったら信じてもらえないようなメンバーです。特に最大のサプライズは千隼。開幕1軍メンバーをギリギリで勝ち取りビハインドの展開のロングリリーフから信頼を得ていき徐々にチーム内での序列を上げていきました。ケガ人や不調選手との兼ね合いでシーズン中盤からは完全に8回の男として定着、防御率1.26はさすがの一言です。そして何と言っても益田。セーブ王の獲得はもちろんながら、ほぼ全て厳しい場面にも関わらず67登板は身体的にも精神的にもタフな選手だと改めて思います。他にも語りたい選手はいますが、今年のブルペンは益田と千隼に救われたと言っていいでしょう。

ただ裏を返せばその2人に依存してシーズンかなとも思います。シーズン通して1軍にいたのはこの2人以外だと小野くらいしかいません。その小野は去年の内容から今年は勝ちパターンにと思いましたが残念ながら伸び悩み、最終的には敗戦処理専門みたいな起用法になってしまいました。リリーフ投手陣で最大の誤算は小野だったかもしれません。また当初の勝ちパターンの唐川とハーマンもケガで途中離脱。特にハーマンはシーズン通して安定感を欠き、年齢によるものか連投時の成績が非常に悪かったです。その他では田中靖は前半戦は良かったのですがケガ明けの後半戦では痛打が目立ち、東妻も登板数を増やして成長も感じられますがまだ勝ち試合を任せられるほどではないです。トレードで国吉で獲得してなかったらと思うとゾッとしますね。

来年の最大の課題は

リリーフ陣での来年の最大の課題は「ポスト益田」の存在を見つけられるかだと思っています。現状チームで最も替えの効かない選手で9回のマウンドは益田におんぶにだっこ。今季最終戦になったCSファイナルの3戦目も益田で負けたら悔いがないと思わせてくれるほどの貢献度です。ただ益田も今年で32歳。通算でも593試合登板していますので、いつ身体が悲鳴を上げてもおかしくありません。ポスト益田の発掘、育成が急務でしょう。

状これだという選手はいませんが、個人的に期待しているのは今年のドラ1ルーキーの鈴木昭汰。私は彼はリリーフ適正が高いと思っています。ストレートは急速表示以上の威力を感じますし、スライダーとスプリットで左右どちらの打者からも空振りが奪えるのが魅力。逆に球種が少ないので先発だと苦労しそうなタイプでしょう。投げっぷりもいいですし来年はリリーフ投手として1年間期待します。
あとは小野。今シーズンは期待に応えられませんでしたが素質はあります。課題は完全にメンタル面ですのでなにかきっかけがあれば化けるはずで、諦めるにはまだ早いです。東妻も火消しのスペシャリストとして立場を確立しましたが目標はそこではないはず。もっと上を目指さないといけません。

やはり運用が大事

ただ捕らぬ狸の皮算用をしても仕方がないので現実的な話をすると、益田・千隼・国吉・唐川あたりが来年も中心になるとは思います。そこにハーマンor新外国人選手と若手が加わっていく姿が理想でしょう。先発陣に比べると若手の突き上げが弱い気がするのがやや気掛かりですが、メンバー的にはそこそこ揃っているかと思いますね。

あとはやはり運用が大事で、今シーズン前半戦~中盤戦までは3連投禁止のブルペン運用をしてきました。それ自体は非常に賛成ですが、残り40試合くらいの本格的な優勝争いが始まろうとする9月中旬くらいで3連投を解禁。結果的にはこの3連投解禁のタイミングが少し早かったですね。いくら益田と言えどもあのペースで投げていたら持ちませんし、3連投目の試合や9月後半から10月前半の益田のパフォーマンスは悪かったと思います。なぜ3連投禁止の重要性が再認識できましたし、切り札の使いどころは本当の勝負所でするべきだという教訓も得られました。

長いシーズンをどう乗り切るか、ブルペンは運用も重要です。特に今年は9回打ち切りのルールと先発陣の不調も相まって例年以上に負担が大きかったと思います。その反動を最小限に抑えつつ次世代のリリーフエースの育成。来シーズンもやることは↓来季展望シリーズ
鍵は世代交代とゆとりローテ!来季展望①先発投手編
最大の課題は「ポスト益田」。来季展望②リリーフ投手編
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