ファイターズが主力3人をノンテンダーFAに。マリーンズが獲得に動くとしたらこの選手?

日本初のノンテンダーFAへ

日本ハムがFA取得の西川、秋吉、大田に来季契約提示せず 稲葉GM「権利を尊重」 | Full-Count

結構衝撃的だったこのニュース。北海道日本ハムファイターズがFA権を有する西川、秋吉、大田の3選手に対して保留手続きを行わず自由契約とすると発表しました。就任したばかりの稲葉GMは聞き馴染みのない「ノンテンダー」という言葉を用いていましたが、メジャーリーグでは主に成績がコストに見合わなくなった保有権を有する選手に対して球団が来季の契約を提示せず自由契約にする際に使う言葉みたいですね。これで国内外問わず他球団に自由に移籍できますし、もちろんファイターズとの再契約も可能です。

つまりはファイターズ球団からしたら3選手は給料に見合う活躍ができなかったという判断で、来季の戦力構想上では「いてもいなくてもどっちでもいい選手」ということです。はっきり言っちゃえばコストカットしたいということですね。球団としてはFA宣言して欲しいのでしょうがここ数年のFA市場を見ると今季成績や人的補償+金銭ありでは他球団との契約はまとまりそうもありません。しかし限度額を超える大幅減俸を提示して年俸調停に入った場合は長期化が予想され、仮にその後自由契約になっても他球団は戦力構想が固まってしまいますので移籍はしづらいです。そうしたときに今この時期にこのノンテンダーFAの発想になったのでしょう。他球団としてもこれで獲得のハードルはぐっと下がりますし、選手が大減俸を飲めばファイターズ残留もできますしね。

マリーンズが獲得に動くべき選手は?

西川、秋吉、大田の3選手でマリーンズが獲得に動くべき選手はいるでしょうか。ちなみに今シーズンの推定年俸は西川が2億4000万円、秋吉が5000万円、大田が1億3000万円です。

結論から言ってしまえば個人的には獲得に動くなら大田かなと思います。ファイターズに移籍してからはパンチ力のある中距離ヒッターとして才能が開花。今シーズンは不調でしたがその前4年間はあの札幌ドームが本拠地でホームラン15~20本くらい打っており、単純計算でマリンに来たらプラス5~10本くらいは見込めます。守備でもあの強肩は魅力です。マリーンズの外野レギュラーは荻野とマーティンはベテランで故障のリスクは常にありますし、特にマーティンは来年の開幕まで右足の怪我がどこまで治るか不透明ですので実績ある外野手は欲しいところ。シーズン途中に小窪を獲るほど困っていた右の代打としての役割も期待できそうですし。ただネックはもちろん年俸で、荻野の推定年俸が8000万円ということを考えるとバランスをとって5000~6000万円くらいが妥当でしょう。この条件なら他球団がそれ以上を提示しそうな気がします。

西川は出塁率が高いのは魅力ですが、マリーンズには藤原や和田、髙部といった俊足巧打の外野手という同タイプの若手が多くあの守備力を考えるとイマイチ。秋吉に関しては年俸は比較的安く済みそうですしリリーフを厚くしたい思いはありますがが、右のサイドは中堅どころの東條と今後が期待される横山がいますし秋吉自身の成績低下も著しいのでパスですね。

現行のFA制度も限界か

今回の件でファイターズ球団の方針についてどうこう言うことはしません。ただ現状のFA制度がもう限界なんだろうなと思いましたので、最後にFA制度について3点ほど私見を。

1点目はFA権取得までが長すぎます。最近の印象としてはFA権を取得する頃には選手としてのピークに差し掛かったあるいは過ぎた状況で、移籍先で期待された活躍ができず苦しんでいる選手が多いのではないでしょうか。FA取得年数を短くするべきか、1軍登録年数ではなくプロ入り後の年数にするのはどうでしょうか。

2点目はFA権は申告性ではなく、取得したシーズンのオフに自動的にFAになればいいと思います。そうすれば選手がFA宣言するかどうかで悩むことがなくなりますし、別にFAになった状態で現在の所属球団と残留の交渉をすればいいですし。球団が宣言残留を認めないは反則だと思っています。

3点目は人的補償および金銭補償の制度はなくすべきということ。これによってFA選手獲得のハードルが高くなっているのは去年の松永を見れば一目瞭然でもはや悲劇的。戦力の集中を防ぐという観点は重要ですが今はどうしてもジャイアンツにいきたい選手は減ってきたと思いますし、それはメジャーや他のプロスポーツの様にチーム年俸の上限を決めれば良いことです。あとはドラフト指名権譲渡とかもありですね。

私がこのニュースを見て思ったことはこんなところでしょうか。ファイターズの今回の判断に関しては否定も肯定もしませんが、FA制度は変わるべきことだとは思っています。

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