平沢大河の現在地

出遅れたレギュラー争い

2015年のドラフト1位で入団した平沢大河。
3年目の2018年には主に外野での出場ではありましたが112試合に出場するなど将来を嘱望されていました。
しかしここ数年は藤岡とのレギュラー争いに敗れ出場機会は限られています。
プロ6年目となる今年こそ巻き返しを期する思いはあったはずですが、昨年受けた手術の影響でキャンプも2軍スタート。
そのキャンプでも足を痛めて短期間離脱し井口監督に苦言を呈されたことは記憶に新しいです。

平沢くんまた怪我ですか 平沢くんまた怪我ですか

そんな中やっと週末のオープン戦から1軍に合流しました。
どちらの試合も途中出場ではありましたが昨日の試合では9回にタイムリーを放ち、ほとんど見どころがなかった打線で明るい話題を提供してくれました。
しかしどちらの試合も中村奨吾が下がった後の本職ではないセカンドでの出場でした。
ショートのレギュラー争いは藤岡とルーキー小川の一騎打ちの構図がすでに出来上がっており出遅れた感が否めません。

平沢の現在地は?

打撃にしろ守備にしろ平沢にはいわゆる「野球センス」みたいなものは感じます。
さすが甲子園のスターでドラフト1位で重複指名されただけはあるなといった印象です。
ただ現状の平沢は走攻守どれにしても並。
選手としての強みがどこにあるのかがわかりません。
例えるならテストでちょっと勉強しただけでどの教科も効率よく70~80点は取れるけど、90~100点が取れる教科が一つもないみたいなイメージです。

そしてそれが今の平沢の現在地だと思います。
目標であろうショートのレギュラー争いには加われていませんし、1軍の枠を争うにしても一芸に秀でた選手たちと比べるとこれといった武器がなく起用しづらい現状です。
現代のプロ野球では長所のある選手の特徴をうまく活かして起用する傾向があると思います。
マリーンズでは和田のあの俊足は昨シーズンの戦いでは優秀なオプションになりましたし、現在4番起用されている山口も長打力を期待されての起用です。
逆に走攻守ある程度はできるけどこれといった武器がない選手は淘汰される時代だと思います。
もちろん平沢も打てればすぐにレギュラーでしょうが打ちたくて打てれば苦労しないですし、何かプロ野球選手として武器を見つける必要があるかと思います。

もう一度挑戦してほしい外野手

プロ野球選手として生き残るのために平沢にやってほしいことは外野手への再度挑戦です。
現状においてプロ野球選手としての平沢の武器は、本職がショートの内野手でありながら外野もある程度こなした実績があることだと思います。
そして私は平沢の外野守備は高く評価しています。

マリーンズでは鳥谷、三木、福田光、茶谷、西巻など内野ならある程度どこでも守れる選手はたくさんいますが、どの選手も外野手としての十分な経験はありません。(三木は一時期挑戦していましたが)
逆に外野手の中でもファーストを守れる選手はいますが、セカンドやショートを守れる選手はいません。
ショートが本職で内野ならどのポジションも守ることができ、その上外野守備も水準以上にこなせるとなればチーム内で唯一無二の存在になれます。
監督としても攻撃的な選手を多めにベンチに入れるなど作戦に幅が出ると思います。
イメージとしてはホークスの牧原や周東で、彼らは内外野問わず出場しそれで出場機会を得ていきましたし、平沢も守備固めだったとしても1軍にいないと十分なアピールできませんので。

平沢も今年で24歳と決して若いとはいえる年齢ではなく、背に腹は代えられない立場だと思います。
ただ完全に終わった選手だとは決して思いません。
昨日の試合で一番拍手が多かったのは平沢に対してだと思いますし、私を含め平沢を諦めきれていないマリーンズファンは多いはず。
プレーする姿を見る限り目に見えて身体つきもしっかりしてきましたし、右ひじの不安が解消されればもっと活躍できるはずです。

甲子園のスターとしてドラフト1位で入団し大きな期待がかけられましたが、ここまでのプロ野球生活は満足のいくものではないでしょう。
思い描いたプロ野球生活とは違いたとえスーパースターになれずとも、泥臭くプロ野球選手として生き残ってもらいたいです。

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