試合数増加はプロ野球を守るために必要か

プロ野球の斉藤コミッショナーが試合数増加の可能性に言及

本日このような報道がありました。

NPB コロナでの減収を試合数増で補うプラン示す(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

「1つ考えられるのは試合数の関係。今は143試合だが、試合数が増えれば、収入が増える」
「来年、再来年にかけてある程度、コロナへの態勢ができれば。選手会の方も必ずしも否定的ではないようなという話も聞いているし、一部の選手もご理解があると聞いている」(上記記事より抜粋)

2020年のプロ野球は新型コロナウイルス感染拡大を受け開幕が3か月遅れたことにより、143試合を予定していた公式戦が120試合へと削減、交流戦やオールスターも中止と特別なシーズンでした。
さらに開幕から7月9日までは無観客、7月10日以降は5000人まで、9月19日以降は各球場収容人数の50%以下での開催でした。
マリーンズも今季の観客動員は7割減と球団経営が厳しいことは伺えます。
その減収分を補う案として試合数増やし増収を目指すプランをコミッショナーが示したそうです。

2021年シーズンは開催できるかは不透明ですが東京五輪もあり143試合制より増やすことはできませんが、2022年シーズン以降導入の可能性があるとのこと。
MLBは年間162試合とNPBより多く、4月上旬に開幕し9月下旬にはレギュラーシーズンが終了とNPBよりタイトなスケジュールで実施しているので、10~20試合であれば試合数増は不可能ではないと思います。
試合数を増加するにはプロ野球選手会の承認いるみたいですが、必ずしも反対ではないではないとのことです。
1番球団経営が苦しいと困るの選手ですし、収入増のためならということでしょうか。
わたしも選手の理解が得られるのであれば、試合数増加は賛成です。

試合数増加は球団の収入増加のために唯一残された道?

プロ野球の収益は主に以下の4つで成り立っています。

  • チケット収入
  • スポンサー収入
  • 放送権収入
  • マーチャンダイジング(グッズなど)

まず新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営が厳しいのはプロ野球球団だけでなく、スポンサーとなる企業も経営に余裕がないことがは想定されますので、スポンサー収入を増加することも難しいでしょう。
放送権収入もテレビの地上波で放送されない限り増収は難しいでしょうし、グッズの売り上げなども限界があります。

収入増加を目指すうえではチケット収入の増加しかないですが、チケット単価を上げるか観客数を増やすかしかありません。
例えばマリーンズは今年はダイナミックプライシング(価格変動チケット)導入していましたが、価格が昨年までの倍近くなることもありファンとしての感想はこれ以上チケット単価を上げることは避けて欲しいです。
観客数もコロナ感染拡大による観客動員の制限が続く限りチケット収入は減少したままです。
そうなると残されて道は試合数の増加による観客動員の増加しかないと思います。

選手としても試合数増加は負担になる可能性もあるでしょうが、出場機会に恵まれなかった選手にはチャンスととらえることもできますので一概には悪い話ではないと思います。
やるとしたら現在の交流戦を倍増してホームとビジター3試合ずつの36試合制にするのはどうでしょうか。
現行の年ごとにホームとビジター入れ替えは不公平だと思うので、少なくとも2試合ずつの24試合制にはしてほしいです。

試合数増加による懸念事項は?

考えられる課題としては以下の通りでしょうか。

  1. 梅雨の時期や夏から秋にかけては台風が多く試合の中止が多い。
  2. 試合数増加による故障リスクの増加。
  3. 支配下枠が70人と決まっており、故障者が続出した際に選手が不足する可能性もある。
  4. NPBはMLBと比べて年俸が低い。

まず1について、日本においてやはり懸念されるのは天気の問題。
パリーグはドーム球場が多いので大丈夫でしょうが、問題はセリーグ。
毎年シーズン終盤に中止になった試合の振り替え試合で十数連戦をやっている阪神の姿を見て、試合数増加でさらに苛酷にならないか不安です。
今年みたいにその週の月曜日にすぐ振り替える、場合によってはダブルヘッダーを行うなどの対策が必要でしょう。

2については試合数増加は故障リスクの増加でもあると思います。
特に日本では全試合出場がステータスになっていますが、さすがに150~60試合+CS+日本シリーズをすべて出場するのは負担が大きいでしょう。
各球団も主力選手を効率的に休ませる選手起用が求められます。
しかしこれは出場機会に恵まれなかった選手にとってはチャンスととらえることもできるでしょう。

続いて3についてはNPBでは支配下枠が70人と決まっており、シーズン途中に変更することができません。
これは現在でもそうですが故障者が続出した場合で代役で育成選手に使いたい選手がいても枠の関係で支配下で上げられない状況が考えられます。
MLPの故障者リストのように、期間限定で育成選手を1軍で起用できる制度とかも面白いと思います。
また今年のように1軍の登録枠を増やすことを有効と思います。

4も故障に関連しますが、NPBはMLBと比べて年俸が低いです。
MLBのように何十億円の複数年契約を結べるのであれば故障リスクを織り込んでプレーできるでしょうが、NPBではいいところで年俸5~6億円でMLBとは雲泥の差ですし、さすがに故障覚悟でプレーすることは難しいでしょう。

あとは年間記録にも影響があると思います。
特にシーズンのホームラン記録や安打記録、打点記録などは試合数が増加すれば更新される記録でしょう。
まあ記録は常に更新されるものですので、この点については仕方ないですかね。

結論

長くなりましたがプロ野球を守るためには収入減はほっておくことはできません。
基本的には試合数増加には賛成です。
というかこのコロナウイルス感染の影響が続くと仮定した場合これ以外に打つ手がないでしょう。
ただし新しいルール作りは必要でだと考えます。
いろいろなアイディアを出し、何とかこの困難を乗り越えて欲しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です