高濱選手の育成再契約に思うこと

高濱は来年の育成契約

ロッテ高浜が育成再契約「1日でも早く戻らないと」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

マリーンズの高濱選手は来シーズンも育成契約とのこと。
高濱は2019年のオフシーズンに腰椎椎間板ヘルニアの手術を行い、支配下枠から外れて育成で再契約しています。
その時にどのような話し合いがなされたかは詳細は不明ですが、リハビリを終え2軍で実践復帰しているのに育成契約のまま2020年シーズンを終えています。
因みに高濱と同時期に育成契約となった大嶺は今シーズン中に支配下枠に復帰しています。

私の意見としてはケガの治療のために一時的に育成再契約はありだと思います。
しかしケガが癒えて試合に出場できる状態に戻ったのに育成契約を続けるのはどうなんでしょう。

確かにチーム事情的に今年はやむを得ない気もするが…

2軍では6月から試合出場しており、年間通して大きな離脱ななくプレーできました。
今シーズンの2軍成績は以下の通り。

54試合 141打席 23安打 打率.250 4本塁打 15打点 16三振 17四球 0盗塁 出塁率.364 2失策

確かに成績だけを見ると1軍の戦力になるかは微妙なところ。
高濱の武器は打撃だと思いますが、三振は少なく四球をとれているの点は評価できますが、やはり打率.250は寂しいです。
特に今シーズンは加藤翔平や髙部といったイースタンリーグで首位打者争いをする選手たちがいたので、打撃面での優先順位はそちらが高かったはず。
内野であればすべてのポジションを守れるユーティリティ性もありますが、ベテラン枠は鳥谷、中堅では三木、若手では茶谷や西巻といった選手がベンチにいましたので、守備面でも優先順位は低め。
そもそも内野はレギュラーがほぼ固定なのでなかなかチャンスはありません。

そして何より今シーズンはチェン・ウェインの獲得もあり支配下枠が全部埋まっていたので、ルール的に支配下枠に昇格できませんでした。
確かに西野や種市の長期離脱が決まり先発投手の獲得の必要性が高まり、その結果として大嶺やチェンの獲得は理解できます。
優勝争いをしているチーム事情的にも上げたくても上げれない状況だったのかもしれません。

しかしシーズンが終わり支配下枠に余裕が出たにもかかわらず、来年も育成で再契約は疑問です。
補強が全然進んでいないので枠に余裕を持たせておきたいといったチーム編成事情があるかもしれません。
そして育成から支配下枠への切り替えは来シーズンの開幕前にでもできますし、今このタイミングでやる必要がないと言われればそうかもしれません。
ただそれでもケガを理由に育成契約をしたのであれば、このオフに支配下枠に戻すべきであったと思います。

ルール上は問題ないが、悪しき前例になりかねない

他球団に目を向けると今年だけでも楽天の福山が右肩の手術で昨シーズンオフに育成契約になったのが今シーズン中に支配下に復帰していますし、オリックスの黒木も昨シーズン途中にトミージョン手術を受け今シーズンは育成契約でしたが実践復帰を果たし今オフに支配下登録されています。
もちろん西武の高橋朋己のようにケガらかの復活を果たせず育成契約のまま引退を迎える選手もいますが、高濱とは状況が違います。

繰り返しますがチーム編成の面から考えてもケガの治療のために一時的に育成再契約は全然ありだと思います。
ただそれは試合に出れる状態になったら支配下枠に戻すのが前提の話。
球団からは戦力として考えていると高濱に説明しているみたいな報道もありましたが、それならば尚更再度の育成契約は疑問です。
故障明けの31歳で他球団でのプレーを模索することは現実的ではないので、弱い立場を利用して球団の都合のいいように使われている印象しかないです。
そして今後も別の選手で同じようにケガを理由に育成契約を打診された際に支配下枠に戻れる確信がなければ、長期のリハビリに気持ち的に耐えられないことや実践復帰を焦って再度故障してしまうなんてことも想定されます。

もちろん本人が納得して契約しているはずなので、一ファンがとやかく言う話ではないとは思いますが、とにかく悪しき前例とならないことを祈ります。

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