2020年千葉ロッテマリーンズの打撃成績を振り返る 優勝を狙うチームのバッティングではない!

これでよく2位になったというべきか…

今シーズンの千葉ロッテマリーンズのチーム打撃成績を振り返ります。

【2020年チーム打撃成績】


※下段はリーグ内順位。

【1試合当たりの得点】

振り返ってみると覚悟はしていましたが悲惨でしたね。

主要打撃成績はことごとくリーグ下位、長年の課題である貧打は今年も改善せずです。
得点はリーグ5位の461点で1試合平均で3.84点。
リーグ平均よりは0.27点低く、1位のホークスとは0.80点差があります。
チーム打率は.235でこちらはリーグ最下位。(1位は楽天で.258)
9月以降が打率.225で最終盤のチームの失速の原因になったことは明らか。
チーム内首位打者が奨吾の.249では寂しすぎます。

【1試合当たりのホームラン】

今シーズンの1試合当たりの本塁打は0.75と昨シーズンの1.10から大幅減。

昨年はホームランラグーンの設置でホームラン数が飛躍的に上昇しましたが、今年はまたリーグ平均以下に。
レアードが早々に離脱し井上もシーズン中盤から後半の不調、マーティンが25本と頑張りましたが結局二桁本塁打はマーティンと井上のみ。
攻撃はホームランだけではないですが、得点効率を考えると貧打解消にホームランを増やすことは必要でしょう。

ロッテ井口監督「競争の立場」安田に3割20発指令

やはりファンとしても安田の覚醒に期待するところもありますし、20本くらい打ってほしいです。
しかし安田一人だけでは焼け石に水。
レギュラーとして起用される選手全員で最低でも+3~4本くらいは欲しいところです。

ホークスとの差は歴然

【2020年チーム打撃成績vsホークス】

今季優勝したホークスと打撃成績を比較してみました。
まあ劣っているのは明らかなのですが、一番目立つのは得点圏打率の違いでしょうか。
マリーンズはチーム通算打率.235>得点圏打率.230 ですが、
ホークスはチーム通算打率.249<得点圏打率.261 とチーム打率より得点圏打率のほうが上がっています。
単純にチャンスで1本打てたかどうかの違いで、得点を含め打撃陣の成績差につながった大きな原因と考えます。

あとホークスはバントが少なく、盗塁が多い点も特徴的。
周東の力が大きいですが、これでアウトカウントを増やさずに得点圏にランナーを置くことができます。
例えば無死1塁の場面で盗塁でランナーを進め内野ゴロで1死3塁のシチュエーションを作れば、タイムリーは必ずしも必要なく犠牲フライ、内野ゴロ、ワイルドピッチなど得点パターンが広がります。
もちろんホークスも送りバントという作戦は使いますが、周東を中心に盗塁を使って積極的にランナーを進める作戦が今季はまったように思います。

また表には入れてませんがホークスは併殺数が50とリーグ内で圧倒的に少なかったです。(ちなみにマリーンズは80で3番目に少ない)
これも効率よく得点をとることができた要因でしょう。

チャンスを作ることが目的の送りバントに意味はない

マリーンズは今季送りバントは96でリーグ1位でした。
特にシーズン終盤は極端な貧打も相まって送りバントを多用していました。
しかし得点圏打率はリーグ最下位。
ランナーを2塁や3塁に進めても残塁で終わるという光景は嫌というほど見せつけられました。

プロ野球において基本的に送りバントはローリスクローリターンの戦法。
送りバントが得点と結びつかないことは今季のマリーンズが証明しています。
個人的な意見ですがここまで貧打で苦しむのであれば、送りバントにより1死(または2死)2塁のシチュエーションをつくりタイムリーに期待するより、バントを使わず無死または1死3塁のシチュエーションをつくりタイムリー以外の得点パターンによる可能性を作った方が得点が増えるのではと考えています。
打てないからこそのハイリスクハイリターン、併殺になる可能性もありますが積極的な攻撃をしかけてもよかったのではと思ってしまいます。

もちろん送りバントも必要な戦法で時と場合によってはバントを使うことも有用であることは認めます。
しかしいくら打てないからといって、少ないチャンスをものにする ⇒ 積極的に送りバントを使う では得点の可能性を狭めてしまうのではないでしょうか。

目的は得点をとることでありチャンスを作ることではありません。
シーズン終盤の馬鹿の一つ覚えのように送りバントをしていたマリーンズの攻撃を見てそう思わざるを得ませんでした。

長くなりそうなので続きは後編で

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